一級建築士を取りたいけど、資格学校はどうしよう
一級建築士を取るための勉強法は、「資格学校に通うこと」と「独学」の2種類にわかれます。
やっぱり資格学校に通うべきか。
でも費用が高いし・・・
学科試験くらいなら独学でいけるのでは?
このように考える方は多いのではないでしょうか。
私の個人的な意見としては「費用はかかるけど、絶対に資格学校に通ったほうがいい!」と思っています。
この記事では、学校に通うメリット・デメリット、独学の人がやるべきことを紹介しています。
- 一級建築士の資格取得を目指している
- 資格学校に通うべきか迷っている
- 独学の場合は何をすべきか知りたい
- 30代 男性 会社員
- 一級建築士
- 総合資格学院に通って一級建築士に合格
- 私の失敗談・成功体験を情報共有して、読者の力になりたい
- 詳細プロフィールはこちら
2010年:私立大学卒業
2010年:日建学院に通い、二級建築士取得
2013~2015年:独学で一級建築士試験に挑戦するも失敗
2016年:本気で勉強することを決意。総合資格に通い、学科試験突破。製図は落ちる。
2017年:製図試験のリベンジ達成。一級建築士 免許取得。
資格学校のメリット・デメリット
少しでも早く資格を取りたいなら、資格学校に通うことを強くオススメします。
お金はかかりますが、私はこれが最善だと思います。
メリット:勉強をやらざるを得ない状況になる
- お金を払ったから勉強する
- 周りがやっているから勉強する
- 課題が出るから勉強する
お金を払ったから勉強する
資格学校は年間100万円程度の費用がかかります。
これだけお金をかければ「お金を無駄にするまい」と、どんな人でも勉強するでしょう。
大金を支払うことは、「勉強する時間を買う」ことでもあると思います。
自分自身にお金によるプレッシャーをかけることこそが、勉強をする一番のガソリンとなります。
周りがやっているから勉強する
資格学校には幅広い年齢層の方が通っています。
その方たちはみんな一級建築士を目指す仲間であり、ライバルです。
学校へ通うことは「みんな頑張っているから自分も頑張ろう」と、やる気を持続させる効果があります。
課題が出るから勉強する
学校からは毎回、「予習・復習・宿題」などの課題が出ます。
これをやらないと講義についていけないし、確認テストが散々な結果になってしまいます。
資格を取るためには、これらの課題をやり切ることが必須条件。
仕事に勉強にと忙しい1年となりますが、頑張って食らいつきましょう。
筆者の総合資格体験談:課題さえやっておけば受かる
私は一級を取るために、総合資格に通いました。
総合資格では、「は?アホなん?」と思うくらい毎週課題が出ました(笑)
その膨大な課題をこなすだけで大変ですが、課題をやりさえすれば確実に力が付きます。
「できるわけないじゃん」と思うくらいのことをやって、やっと受かるのがこの資格です。
プライベートの時間は全て勉強にあてることになりますが、学校へ通って本当によかったと思っています。
デメリット:学費が高い、休日がなくなる
学費が高い:年間100万円
最大のデメリットは、年間100万円という高い学費でしょう。
資格を取るためとはいえ、この出費はかなり痛い。
しかしメリットでも書いたように、お金を払うことに意味があると思っています。
学校が無料だと、おそらく勉強しないでしょう。
お金をかけた分、必死になって勉強することになります。
一級建築士に合格すれば、
・資格手当が出る
・独立する
・転職する
など、年収が上がる可能性はたくさんあります。
大学を卒業したばかりだとお金の不安もあるでしょうが、ローンを利用して、1年でも早く資格取得を目指しましょう。
休日がなくなる:休日は通学することになる
資格学校は、土曜 or 日曜 or 水曜に通うことになります。
そのため、休日は1日つぶれてしまいます。
仕事で疲れてるのに休日は勉強なんて辛いですが、残念ながらこれをやらないと資格は取れません。
学校へ行けば、同じように休日返上で頑張っている仲間がいます。
「みんな勉強しているから自分も頑張ろう」と、言い訳できない状況に身を置くことも大切です。
一度は独学でチャレンジしてもいい
資格学校へ通わなくとも、自分で勉強できる自信のある方は、一度独学でチャレンジするのもありです。
誰に言われずとも”やる人はやる”し、”やらない人はやらない”。
ただ、1度独学をやってみて勉強しなかったら、翌年は学校へ通うことをおすすめします。
私は「今年こそ自力で合格する!」と思いつつ、結局3年間、本気で勉強しませんでした。
単純に私の”意思の弱さ”が原因ですが、人は「やる理由」より「やらない理由」を考える生き物。
「忙しいから」「今日は疲れたから」など、言い訳ばかりの毎日。
こんなことになるなら、早く資格学校へ通って自らのケツを叩くべきだったと後悔しています。
自分が「意思が弱い人間だ」と自覚のある方は、無駄な時間を過ごす前に、早めに学校へ通いましょう。
資格学校について:通学型とネット型
私がおすすめするのは通学型の学校です。
リアルに登校すると、周りに頑張っている仲間がいるからヤル気が出ます。
とはいえ、通学型の学校は受講料が高いです。
また、休日もつぶれてしまうため、ご家族がいる方は通学を避けたい方もいるでしょう。
そういった方は、ネットで受講できる学校に登録するのもいいと思います。
通学型の学校
ネット型の学校
独学の勉強法
過去問を解きまくる
資格学校でやっていることは、とにかく問題を解きまくることです。
毎週の課題も「次回までに問題集の○~○ページまでやってくること」と、試験までにとにかく多くの問題を解くことになります。
もちろん5科目の講義もありますが、それは”問題を解くため”にやっていること。
独学で学科試験を突破してやろうという方は、問題集を購入して、とにかく解きまくりましょう。
資格学校は毎年の傾向から問題をピックアップしてくれているはずなので、それだけ効率的に勉強できると思います。
独学の場合は問題の絞り込みはできませんが、基本的には過去問が解ければ学科試験は突破できます。
法令集は受験する年の1月までに線引きを済ませる
法令集は試験に持込み可能なので、重要なところに線引きをします。
総合資格で言われたのは、遅くとも受験する年の1月を迎えるまでに線引きを終わらせておくこと。
年が明けたら試験がある7月まで問題を解くことに集中しなければ、とても間に合いません。
総合資格や日建学院の法令集には、線の引き方の資料とインデックスが付属しています。
線引きだけでも膨大な量です。
線を引くときは中身を覚えながらやる必要はなく、ひたすら作業として引けばいいです。
大変ではありますが、一級合格のための1つの試練を乗り越えましょう。
自宅で勉強できない人は、図書館かカフェへ行こう
自宅には「勉強からの逃げ道」がたくさんあります。
- 机を片付けてから勉強しよう
- 見たいテレビ番組があるから、これを見たらやろう
- 漫画を1話読んだらやろう
- 眠いから仮眠をとってから勉強しよう
このようなことを考え、結局勉強しなかったなんて日もあるでしょう。
人は、自分が思っているより意思の弱い生きものです。
図書館やカフェなど、自宅以外の場所に出ればサボる確率は大幅に減ると思います。
勉強場所に着いたらスマホも一切見ないようにすると、さらに効果があります。
まとめ
これまで生きてきた中で一番勉強した2年間
私は偏差値37程度の超低レベルの大学を卒業しました。
学生時代、「こんな大学を出て一級建築士なんて取れるわけない」と言う人もいましたが、本気で努力すればなんとかなるものです。
製図試験は1度落ちてしまったので、私が本気で勉強したのは2年間です。
資格取得後に転職してワークライフバランスの取れた働き方を手に入れ、年収アップに成功しました。
一級建築士という資格のパワーを実感しています。
お金はかかるけど、資格学校は合格への近道
資格学校に通うと、年間100万円ほど必要になります。
誰にとっても大金ですが、一級建築士合格への近道は、間違いなく学校に通うことだと思います。
この1年間だけだと思って、出来る限りの努力をしましょう。
この記事を読んだ方が、一級建築士を取れますように!
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