- 一級建築士取得後の進路に迷っている
- 独立したいけど、転職も気になる
- 設計事務所は労働環境が良くないから企業への転職を考えている
建築設計の仕事をしている人にとって、一級建築士は1つの大きな目標です。
私は構造設計事務所で働いていた30歳のときに一級建築士に合格し、企業へ転職しました。
独立も考えましたが、なぜ私は企業への転職を選んだのか？
理由は、仕事よりプライベートを充実させたかったから。
- 残業が多く、睡眠時間が十分に取れなかった
- 休みの少なさから疲れが溜まり、休日はいつもダラダラしていた
- 仕事の忙しさに対して給料が安かった
こんな状況を変えるには
やまだ独立するよりも待遇のいい企業で働いた方がいいはず！
と思い、転職を選びました。
その結果が以下です。
- 残業時間が一か月平均30時間以下になった
- 年間休日は120日以上になった
- 年収が1.4倍に上がった
構造設計事務所ではブラックな環境でプライベートを楽しめませんでした。
しかし、ホワイト企業へ転職することでワークライフバランスの取れた生活が送れるようになりました。
一級建築士を取り、その後の進路に悩む人もいるでしょう。
この記事ではそんな人のために、私が独立ではなく企業への転職を選んだ理由を紹介します。
- 仕事よりプライベートを充実させるには、企業の方が良いと思った
- 従業員として働くことが自分には合っていると感じた
- 独立して社長になる自信がなかった
一級建築士が企業への転職を選んだ理由
転職か独立か。どちらを選ぶにしても、人生で大きな選択となります。
私が大事にしたかったのは仕事よりもプライベート。
それを実現するには独立起業するよりも企業で働くほうがいいと考えました。
以下で私が企業への転職を選んだ理由を紹介します。
残業を減らしたかった
設計事務所で働いていた頃は、残業するのが当たり前で毎日終電近くまで働いていました。
建築業界はブラック企業が多く、どこも残業ばかりしているイメージ。
しかし、ある程度規模の大きな企業は時間管理に厳しく残業が少ないです。
このことから、私は企業への転職を選びました。
休日を増やしたかった
設計事務所は基本的に週休1日。日曜日だけが休みでした。
それに対して、企業なら週に2日休めるところが多く、年間休日120日以上ある会社も珍しくありません。
私は転職先を選ぶとき、最低でも年間休日120日以上ある会社を選びました。
給料を増やしたかった
私が働いていた設計事務所は、仕事に対しての対価が明らかに安いと感じていました。
一級建築士の資格を取るために総合資格に2年間通ったこともあり、約200万円を分割で支払う必要もありました。
低賃金と毎月の支払いが重なり、まともな生活を送るのも困難な状況。
一級建築士の資格を活かして転職すれば給料はもっと上がるだろうと思い、転職を選びました。
お金に繋がる仕事をしていなくても給料がもらえる
独立すると、自分が仕事をしなければお金を稼ぐことに繋がりません。
企業でサラリーマンとして働けば、出社さえしていれば給料がもらえます。
暇な日々が続いても倒産するくらい業績が悪化しなければ、定年まで安定して給料を受け取れます。
有給休暇がある
有給休暇は給料が発生するけど休んでもいい日です。
独立すると、休日も「休んでいいのだろうか？」と不安に駆られるのではないかと思いました。
企業で有給休暇を取ることは従業員の権利。何も心配することなく休めます。
ボーナスがもらえる
独立起業すると、年収はすべて自分の努力次第。ボーナスを出せるかどうかも毎年の業績によります。
企業なら基本的に年2回のボーナスがあります。
もちろんボーナスがもらえるのは従業員みんなで頑張った結果ですが、独立するよりも確実に給料＋αのお金をもらえます。
社長というプレッシャーに耐えられる気がしなかった
独立起業すると
- 仕事を自分で取ってくる必要がある
- なにか問題があった時、責任は自分（社長）にある
- 従業員を雇えば、従業員の生活のことも考える必要がある
このようにサラリーマンの時にはなかった責任がのしかかります。
企業で働けば、与えられた仕事をこなしていればよいです。
私の性格的に、仕事だけでなく従業員の生活まで背負う自信がありませんでした。
設計事務所から企業へ転職するためにやったこと
私が設計事務所から企業へ転職するためにやったことは、転職エージェントに登録すること。
私は転職エージェントを利用したから、今勤めている会社に出会えました。
こんな人に転職エージェントはおすすめです。
- 仕事が忙しくて転職先を探す時間がない
- はじめての転職で何から始めていいかわからない
- どんな企業が自分に合っているかわからない
設計事務所の次のキャリアアップとして、建築業界の企業で働きたいと考えている人は建築転職
がおすすめです。
建築転職なんて聞いたことないんですけど大丈夫？
と思った人は、建築転職の解説記事があるので参考にしてください。
また、
使うなら大手の転職エージェントがいいでしょ！
と思う方はリクルートエージェントをおすすめします。
まとめ
- 残業を減らしたかった
- 休日を増やしたかった
- 給料を増やしたかった
- お金に繋がる仕事をしていなくても給料がもらえる
- 有給休暇がある
- ボーナスがもらえる
- 社長というプレッシャーに耐えられる気がしなかった
企業で働くか、独立起業するかを決めるためには、一級建築士としてどのように働きたいかを考える必要があります。
私は建築が好きな人間ではありますが、四六時中、建築や仕事のことばかり考えたいわけではありません。
企業に勤めてワークライフバランスの取れた生活が送れているからこそ、休日に有名な建築物を見に行くのを楽しめていると思います。
時間や心にゆとりを持つのはとても大切。
今の職場の待遇に不満がある人、仕事よりもプライベートを充実させたい人は転職も選択肢にいれてみてください。
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