一級建築士って、取れば食べていける資格なの?
心配しなくても大丈夫!わたしは資格を取ってよかったと思ってる!
「一級建築士」をネットで調べると、”足の裏の米粒”なんてワードが出てきます。
個人的な意見としては、資格を取れて本当によかったと思っています。
わたしは一級建築士を取った後、構造設計事務所から比較的規模の大きな企業に転職しました。
結果、ブラック企業が多いと言われる建築業界にいても年収が上がり、ワークライフバランスが取れた働き方が出来るようになりました。
- 転職に成功した
- 年収が1.4倍に上がった
- 残業時間が減った
- 年間休日が120日以上に増えた
- 自信が付いた
この記事では、一級建築士の未来に不安を持っている方に、一級建築士を取ればなにがどう変わるのかをお伝えします。
- 一級建築士に今年必ず受かりたい
- 資格を取ったらどうなるか知りたい
- 勉強のモチベーションを上げたい
- 30代 男性 会社員
- 2017年に一級建築士 免許取得
- 東京の構造設計事務所から地元 広島の企業へ転職
- 転職で給料を1.4倍にすることに成功
一級建築士を取ってよかったこと
一級建築士を取って一番よかったと思うのは、転職に成功したことです。
「転職の成功」の定義は人によって様々ですが、わたしの考える成功は前職での不満を解消することだと思います。
- 給料が低いし、5年働いても全然上がらない
- 残業時間が長くて寝る時間がない
- 休みが少なくて好きなことができない
- 年収が1.4倍に上がった
- 残業時間が減った
- 年間休日が120日以上に増えた
上記がわたしが転職により手に入れた成功です。
以下でそれぞれの変化を紹介します。
給料アップ!年収が1.4倍に上がった
「世の中お金じゃない」と言えればカッコいいですが、生きていく上でお金は大事です。
設計事務所に勤めていた頃はお金がなくて、ひたすら節約生活をしていました。
スーパーでお肉なんて買えなかった……
給料が上がり、人並みの生活を送れることがとても幸せです。
建築士は食えない資格ではありません。資格を取れば生活は変わります。
残業時間が減った!睡眠時間が増えることによるメリット
設計事務所で働いていた頃は残業するのがあたりまえで、いつも夜遅くまで仕事をしていました。
企業に転職してからは残業に対する規制が厳しくなったので、残業時間がガクッと減りました。
残業に厳しい職場で働くと、
このように効率的に仕事ができる、素晴らしいループが生まれます。
時には残業する日も必要ですが、残業しなくていいのならそれが一番。
資格を取って働く環境を変えれば、新しい発見とさらなる成長が手に入ります。
年間休日が120日以上に増えた
優良企業の一つの条件として、年間休日120日以上があります。
私はこの年間休日日数を転職先に求める条件の1つとし、実際に転職できました。
仕事のできる社会人は休日も充実していると言われています。
ダラダラするだけの休日より、ガッツリ遊んだ翌週はリフレッシュして仕事も頑張れるよ!
特に家族のいる方は、定期的な休みがあれば予定が立てやすいため、家族旅行に行くことも可能です。
仕事もプライベートも充実させることができれば、人生がより楽しくなります。
自信が付いた
一級建築士を取ると「自信」が付きます。
実際のところ、資格を取ったからと言って能力はレベルアップしません。
それでも名刺に「一級建築士」の文字が入るだけで嬉しいですし、なんだか「出来る人」になったように感じます。
初対面の方に「はじめまして、一級建築士の〇〇です」と堂々と名乗れる。この事実が重要です。
勉強のモチベーションが下がったときは、一級建築士と名乗れる日を想像してみてください。
これまでの勉強時間が「自由な時間」になった
資格の勉強をしている期間は、プライベートの時間は全て勉強に当てなければなりません。
それほど一級建築士の試験は難しいものだと思います。
資格を取れば、これまで勉強していた時間を好きなことにあてられます。
- 寝れる
- ゲームができる
- 本を読める
- テレビを見れる
- お酒を飲める
- 旅行に行ける etc
書き出せばキリがありませんが、好きなときに好きなことができる。これほど幸せなことはありません。
資格取得後も仕事の勉強は必要ではありますが、試験前のように必死に勉強する必要はありません。
今年で勉強は終わらせて、来年は思う存分、自分の好きなことをしましょう。
一級建築士は転職に有利な資格
企業にとって一級建築士が入社するということは、以下のようなメリットがあると考えられます。
- 即戦力として働いてもらえる
- どんな仕事もまかせられる
- 試験勉強の必要がないので、仕事に集中して取り組んでもらえる
- 若手の育成係としての役割を担ってもらえる
このようなことから、面接を受けに行ったときもかなりウェルカムな状態で迎えてくれます。
わたしは30歳になった年に資格を取得し、転職活動をしました。
一級建築士合格者の平均年齢は32歳前後。
30歳は特別若くもなく、平均ぐらいだね。
若ければ若いほど転職もやりやすいでしょう。
一級建築士であるというだけで、転職はスムーズに進むと思います。
面接は「選ばれる側」から「選ぶ側」にまわる
資格を持っている状態で臨んだ転職活動中に感じたのは、「企業に選んでもらう」というより「こちらが企業を選ぶ」というような感覚でした。
これは大学生時代の就職活動時にはなかった感覚です。全部で5社面接を受けましたが、どこも好印象でした。
結局選んだのは
- 面接した中で一番大きな企業
- 給料がいい
- 福利厚生がしっかりしている
上記のような会社で、選択は間違っていなかったと思います。
「建築業界はどこもブラックなのでは?」という不安もありましたが、大企業であるからこそのホワイトな環境で働けています。
給料も良くてしっかり休める。ワークライフバランスの重要性を実感しています。
資格があれば転職先の選択肢が増え、自分の求める企業で働ける可能性がグッと上がります。
転職に関する記事は以下でまとめています。
勉強する時間がない人がやるべきこと
本を1冊読んで残業しない働き方を身に付ける
「忙しくて勉強する時間がない」という人は、残業のせいで勉強する時間が取れないのが大きな原因でしょう。
そんな方におすすめしたいのは、残業を無くすための本を1冊読むこと。
残業を無くすために必要なマインド、効率のいい仕事のやり方を1冊の本から学ぶだけで、残業を大きく減らせる可能性は十分あります。
残業が少ない企業に転職して勉強する時間を作る
残業が多すぎて勉強できない人は、思い切って転職することも考えていいと思います。
そんな簡単に転職なんてできない……
と多くの人が思うでしょうが、「あなたが働いている職場」と「あなたの人生」どちらが大事ですか?
職場はあなたが一級建築士に落ちても「来年頑張れ!」と言うくらいで、あなたの人生に責任を持ってくれません。
一級建築士の勉強に協力的な職場もありますが、そうでないなら転職も考えてみましょう。
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番外編
ここでは、自分は経験していないですが一般的に見た資格のメリットを書きます。
独立して事務所を立ち上げる
設計規模によっては二級建築士でも仕事はできるかもしれませんが、お客さんから見ても”一級”と”二級”では印象が違います。
クライアントの中には「資格」という表面上のわかりやすいところで設計者を選ぶ人もいるでしょう。
一級建築士を取って、実力を付け、一生食べていけるという安心感を手に入れましょう。
モテるかも?社会的評価が上がる
仕事でもプライベートでも初対面の方に「一級建築士です」と伝えると、相手の反応が良いことを実感します。
一般の方から見ると一級建築士は認知度も評価も高い国家資格です。
私も初対面の人に「医者です」「弁護士です」と言われたら、「すごい!」と心から思います。
医者や弁護士と比べるとレベルが違うかもしれませんが、それでも一級建築士はイメージがいいようです。
今までモテなかったけど、もしかしたら資格のおかげでどこかで良いことが起こるかもしれません。
まとめ
- 転職に成功した
- 年収が1.4倍に上がった
- 年間休日120日以上を手に入れた
- 残業時間が減った
- 自信が付いた
一級建築士の勉強モチベーションを維持するために効果的なのは、資格を取った未来を想像すること。
現状に満足できず、転職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
資格が取れたら「休日を充実させたい」「こういう仕事をしたい」と考えるだけでもヤル気が出ると思います。
勉強は今年で終わらせて、来年からは好きなことを思う存分やりましょう!
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