職場にあなた宛てに突然届く封筒。
差出人はジーニアス株式会社という聞いたことのない会社名。
封筒を開けてみると、便箋に手書きの文章が書いてあり、「ヘッドハンティング」の文字が。
これはあやしい詐欺?それとも本当にヘッドハンティング?
このように思った人は、この記事を読む意味があります。
私もジーニアスから手紙が届き、実際に返事をして面談を受けました。
「ジーニアス」と「ヘッドハンティング」について知りたい方は、この記事を読んでみてください。
- ジーニアス株式会社は怪しくない
- ヘッドハンティング会社とは
- ジーニアスとの面談内容
- 30代 男性 会社員
- 一級建築士
- 東京の構造設計事務所から地元・広島の企業へ転職
- 転職エージェントを活用して転職に成功
- ジーニアスの面談を実際に受けた経験あり
ジーニアス株式会社とは?
私はジーニアス株式会社の幡中健人さんから手紙が届きました。
以下にジーニアスと幡中健人さんの情報を記載します。
社名 | ジーニアス株式会社 |
---|---|
代表者 | 三上 俊輔 |
本社所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル9F |
資本金 | 1000万円 |
設立 | 2011年 |
役員 | 代表取締役 三上 俊輔 取締役 及川 直人 |
会社方針 | 労働市場を通じて、社会を豊かにする |
幡中健人とは
幡中健人
ジーニアス株式会社のディレクター
2010年千葉大学法経学部法学科卒業後、新卒で日本製粉(現ニップン)へ入社し、中小企業の経営層相手に法人営業を行う。経営における人材の重要性を感じ、キャリアチェンジ。
2014年にインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、製造業顧客を担当する法人営業(RA)を担当。数名〜十数万名規模のグローバル企業まで幅広い企業をサポート。某大手製造業企業に対し単年100名の採用を支援した実績を持つ。
2018年より日清食品ホールディングスにてキャリア採用を担当。上級管理職層を含め研究開発・生産・営業・管理系など全職域にわたって300名弱の採用をリクルーターとして担当
2022年9月、ジーニアスに参画。エージェント・人事の両面の経験と、コミット力を強みとしている。国際競争で優位に立ち、日本の産業界を押し上げていける企業のサポートをテーマとしている。 国家資格キャリアコンサルタント資格保持。
幡中さんはキャリアコンサルタントの資格を保有しており、信頼できる人物です。
ヘッドハンティングとは
ヘッドハンティングとは、すでに他の企業に勤めている優秀な人材を探し出し、それらの候補者をスカウトして企業に紹介する手法のこと。
ヘッドハンティングは、求人広告や一般的な採用プロセスでは見つけることが難しい、高いスキルや経験を持つ個人を採用する際に利用されます。
通常は専門のヘッドハンターが人材を探している企業から依頼を受け、ネットワークを活用して適切な候補者を見つけ出します。
ジーニアス株式会社から届いた突然の手紙
ジーニアス株式会社から手紙が届いた人は、誰もが以下のようなことを思うのではないでしょうか。
- 本当にヘッドハンティング?怪しくない?
- どうやって自分のことを知ったの?
- 連絡しても大丈夫?
私もこのように思い、ネットで「ジーニアス株式会社 幡中健人」を検索しました。
すると、意外にもちゃんとした会社らしいことがわかります。
無視するか連絡するか迷いましたが、私は連絡して話を聞いてみることにしました。
なぜ面談を受けようと思ったのか?
手紙を受け取った時点で、正直転職するつもりはありませんでしたが、
- どうやって自分のことを知ったのか?
- どんな企業が自分のような人材を欲しているのか?
- 現在の私の市場価値は?
これらのことが気になったので、話を聞くことに特にデメリットは無いと思い、メールで連絡してみました。
面談を受けてわかったこと
面談を受けた結果、以下のことがわかりました。
- ジーニアスは企業と面談相手のことを誠実に考えている
- 現在の自分の市場価値
面談を受けてわかったこと、よかったことはこちらにまとめています。
面談を受けるまでの流れ
- 4月末頃 手紙を受け取る
- 5月中旬 メールを送る
- 即日返信がきて面談の日程調整
- メール送付の3日後 面談(リモート)
ジーニアスへの連絡は、封筒に同封されている名刺のQRコードを読み取れば簡単です。
QRコードを読み取るとメールの作成画面に。
名前や連絡先を送信すると、面談日程を調整するメールの返信がすぐに届きました。
対応はとても早いので、話だけでも聞いてみたいと思った人は連絡してみるといいでしょう。
実際に面談で話したことを紹介
面談は30分ほどで、お互いの知りたい情報を交換して終わりました。
実際にジーニアスの幡中さんと面談をした内容を紹介します。
- 幡中さん本人の自己紹介
- どうやって情報を得ているのか
- 私の職務経歴について
- 私の現在の仕事内容について
- 転職の意思について
幡中さん本人の自己紹介
まずは私に手紙を送ってきた幡中健人さんの自己紹介。
経歴にも書かれていることをざっくり紹介してくれました。
どうやって情報を得ているのか
一番気になっていた「ヘッドハンティング会社はどうやって情報を得ているのか?」という疑問。
当然、私にこの疑問があることは幡中さん側もわかっているので、どうやって情報を得ているのかも面談のはじめに教えてくれました。
- インターネットで検索する
- 転職エージェント、転職サイトの登録情報
- SNSのプロフィール
- 名刺アプリの登録情報 etc
現代のようなネット社会では、個人の情報を収集する方法はいくらでもあります。
インターネットで検索したくらいで私の情報出てくる?
と思う方もいるでしょうが、ヘッドハンティング会社は検索の1ページ目だけを見ているのではありません。
ヘッドハント候補者を見つけられそうな企業のGoogle検索結果の2ページ目以降も見て、情報を掘り起こします。
企業によっては社員の紹介やインタビューを載せているところもあるね!
私の場合、最近は転職エージェントにも登録していないし、勤め先のHPにも名前は載っていません。
しかし、名刺アプリを利用しています。
名刺アプリには会社名だけでなく、所属部署や役職まで登録しています。
おそらく私の情報はここから漏れたのでは?と思っています。
私の職務経歴の説明
ジーニアスは多くのヘッドハント候補者に手紙を送り、返答があれば面談するという流れ。
手紙を送った本人のことは名前ぐらいしかわからないので、職務経歴について確認されます。
私は2度の転職経験があること、現場監督と構造設計の経験があることを伝えました。
そこからジーニアスの紹介したい企業とマッチングするかを考えてくれます。
私の現在の仕事内容に関する説明
過去の経験だけでなく、もちろん現在の仕事内容についても確認されます。
ジーニアスは候補者の所属部署は知っていても、具体的な仕事内容まではわかりません。
ジーニアスが私に紹介したい企業は、私の勤め先と仕事内容が比較的近い企業。
私の現在の仕事内容を伝えると、マッチング率は高いことがわかりました。
転職の意思、企業とのマッチング率を確認
ジーニアスが紹介したい企業と私の仕事内容のマッチング率がわかったら、あとは転職の意思の確認。
転職の意思があれば、企業との面談の機会を設けてくれます。
私の場合、ジーニアスには申し訳ないですが、現在のところ転職の意思はそれほどありませんでした。
また、紹介してくれた企業と私の仕事のスタイルが合いませんでした。
「人材を探している企業」と「私が求める仕事のスタイル」の相違
人材を探している企業 | 私が求める仕事のスタイル |
---|---|
・本社が首都圏で、地方に支社がない ・グローバルな仕事をしており、海外出張してほしい | ・日本(特に広島)から離れたくない |
・仕事に対してチャレンジ精神のある人材を求めている | ・仕事の比重が高い人生を送りたくない | ・ワークライフバランスの取れた生活をしたい
転職をゴリ押ししてくるわけではない
今回、人材を求めていた企業と私が求める仕事のスタイルが合わなかったので、転職はお断りしました。
断ったというより、幡中さんも「今回は合わないようなので、貴重なお時間を頂いたのに申し訳ございません。」と言ってくださり、30分ほどで面談を終わりました。
このことから、面談相手の私のことも気にかけてくれるし、人材を探している企業にも合わない人材は紹介しないことがわかりました。
転職を無理に進めてくることも全くなく、ジーニアス株式会社は誠実にヘッドハンティングをしている企業だと感じました。
面談を受けてよかったこと
ヘッドハンティング会社というものを知れた
今回面談を受けたことで、ヘッドハンティングの実態を知ることができました。
手紙を無視していれば、「これはガチなの?ウソなの?」とモヤモヤしながら過ごすところでした。
今より年収が上がる可能性があることがわかった
面談の中で年収についてもざっくりですが話してくれました。
仮に私が今回のヘッドハンティングを受けたとすれば、年収は現在のものから1.2~1.5倍ほどに上がるようでした。
今の年収が適正かどうか、把握している人はほとんどいないのではないでしょうか。
転職活動をしない限り、自分の市場価値はわかりません。
今より年収が上がるようだったので、年収を上げたいと思ったら転職してやろうと思います。
自分が求められている人材であることがわかった
ヘッドハンティング会社は企業が求める優秀な人材を探しています。
今回ヘッドハントを受けたことで、ありがたいことに私も企業によっては欲しいと思ってもらえる人材だということを実感できました。
現在勤めている企業に定年まで勤められるという保証はどこにもありません。
今後のキャリアも考えながら、まずは今の企業でスキルや経験を積んでいこうと思います。
まとめ
面談を受けてみて、ジーニアス株式会社はあやしくない企業であることがわかりました。
ジーニアスから手紙を受け取って、現在の仕事について何か思うところのある人は面談を受けてみてもいいかもしれません。
特に、以下のような人は面談を受けてみましょう。
- 現在転職を考えている人
- 今の職場に不満がある人
- 自分の市場価値を知りたい人
ヘッドハンティングが来た場合、あなたのような人材を求めている企業と、あなたのスキルや経験・気持ちが合致すれば、面倒な転職活動をせずとも転職先が決まる確率が高いです。
面談も雑談程度に気軽に話せるので、気になる人は手紙の連絡先にぜひ連絡してみましょう。
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