- 一級建築士試験のモチベーションを保つのは大変
- 試験に合格する人はどんなことを考えてる?
一級建築士の試験に合格するには、1年間みっちり勉強する必要があります。
しかし、1年間という長期間モチベーションを維持して勉強し続けるのはとても大変。
一級建築士を取れば、どんな建物の設計もできる!頑張ろー!
とポジティブに考えるのももちろん大事。
でも、ネガティブな未来を想像するのも同じくらい重要だと私は考えます。
その理由は、人間の心理として「得したい」よりも「損したくない」という感情のほうが優位に働くからです。
私はこの考え方を利用することで、一級建築士試験に対する勉強のモチベーションを保ち、実際に合格することができました。
この記事では、一級建築士に合格したい人のために、勉強のモチベーションを保つのに有効な思考法をお伝えします。
今年必ず一級建築士を取りたい人はぜひ読んでね!
- 30代 男性 会社員
- 一級建築士
- 総合資格学院に通って一級建築士に合格
- 詳細プロフィールはこちら
「もし落ちたら……」というネガティブな未来を想像する
一級建築士に合格したいのであれば、
合格した!これで好きなことができる!
というポジティブな未来を想像するのではなく、
落ちてしまった。最悪……
というネガティブな未来を想像してください。
そうすることで、「こんな最悪な未来だけは避けないと!」と勉強のモチベーションが上がります。
勉強のモチベーションが保てないときは、以下の一級建築士に落ちた場合の最悪な未来を想像してみてください。
来年も試験勉強をしないといけない:一番最悪な未来を想像する
一級建築士に不合格となった場合、一番ツラいのが来年もまた勉強するだけの一年が続くということです。
試験に合格するために
- お酒を飲むのを我慢した
- 好きなマンガやゲームを我慢した
- 睡眠時間を削った
と、プライベートの時間すべてを勉強時間にあてているはず。
試験に落ちれば来年も同じことを繰り返さなくてはなりません。
来年もまた勉強ばかりの一年になる
という最悪の未来を想像することで、勉強へのモチベーションが爆上がりします。
転職できない:来年も劣悪な環境で働く恐怖を想像する
一級建築士という資格がなくても、設計士としての実力があれば転職は可能です。
しかし、日本国内、特に建設業界は資格をとても重要視します。
一級建築士を持っていれば、転職活動の一次審査となる書類選考で落とされる可能性は大きく下がります。
来年も今と同じ劣悪な環境で働かないといけない
こんな未来を想像することで、絶対に試験に合格しようと頑張ることができます。
独立開業できない:設計士として思い描いた人生設計が崩れる
転職と同様、独立開業は一級建築士の資格がなくても可能です。
しかし、設計する規模によっては一級建築士の資格は必須です。
仕事を依頼するクライアントからしても、二級建築士よりも一級建築士に設計してほしいと思うでしょう。
独立するつもりだったのに、また来年も設計事務所で働かないといけない
自分の夢が叶わないことを想像してみてください。
独立したい人は「落ちたくないと!」いう気持ちがさらに強まるでしょう。
給料が上がらない:同じ仕事内容でも資格があるだけで給料は上がる
一級建築士を持っていると、資格手当をもらえる企業は多いです。
企業により資格手当の金額はさまざまですが、一級建築士の資格手当は1万円~3万円が相場です。
給料を上げるのは簡単なことではありませんが、資格を取ればそれだけで給料が上がります。
来年も安月給で働かないといけない
一級建築士を取れなければ来年の給料は今年とさほど変わりません。
仕事内容は同じでも、資格を持っているだけで給料が上がるのが一級建築士という資格。
給料が上がらないという恐怖を想像することで、勉強に対するモチベーションを上げられます。
時間を無駄にしないために:最短で合格したい人は予備校に通おう!
筆者は合格までに5年かかった:この経験は誰にもしてほしくない!
私は一級建築士に合格するまで5年かかりました。
最初は学科試験だけでも独学で突破することを目指しました。
しかし、意思の弱い私は独学で勉強することは出来ませんでした。
一級建築士資格に本気で向き合うため、4年目になって総合資格学院に通いました。
総合資格に通った結果、1年目で学科試験を突破。ストレート合格とはなりませんでしたが、2年目に製図試験に合格し、晴れて一級建築士となりました。
このような経験から、最短で一級建築士資格を取りたい人は予備校に通うことを強くオススメします。
試験を受ける一年目から総合資格に通っておけばよかった!
でも予備校って高いでしょ?
そうなんです、予備校って高いんですよ。大手の総合資格や日建学院は100万円を超える金額です。
でも、お金より時間の方が大切です。
一級建築士を取りたい人は、1年でも早く合格してください。
資格を取れれば、プライベートの時間は試験のための勉強時間ではなく、
- 設計士としての勉強をする時間
- 好きなことをやる時間
- 家族と過ごす時間
などに使うことができます。
また、一級建築士を取ることで
- 資格手当をもらえる
- 転職して年収を上げられる
という強力なメリットがあるため、予備校に使ったお金はすぐに取り返すことができます。
以下の記事で資格の予備校である
についてまとめているので、どこの予備校に行くべきか迷っている人は参考にしてください。
予備校は「損したくない」という人間心理に効果的に働く
資格学校 | 学科試験 | 製図試験 | 学科+製図 |
---|---|---|---|
総合資格学院 | ストレート合格必勝コース | 1,199,000円 | |
日建学院 | 869,000円 | 242,000円 | 1,111,000円 |
スタディング | - | - | 99,000円 |
TAC | 407,000円 | 198,000円 | 605,000円 |
一級建築士の資格を取るために予備校に通うと、大手の総合資格学院や日建学院は100万円を超える金額が必要です。
オンライン予備校のスタディングやTACであれば費用は抑えられますが、それでも大金に変わりありません。
しかし、この大金を払うことが「損したくない」という人間心理に有効に働いてくれます。
100万円も払ったのに合格できなかった
この地獄のような未来を回避するために、予備校に通う人は必死に勉強します。
一級建築士に合格するためには、自分自身にこれくらいのプレッシャーをかける必要があります。
それくらい難関な資格試験です。
でも、資格を取ればあなたの思い描く夢に大きく近づきます。1年間頑張って一級建築士になりましょう。
まとめ
- 来年も試験勉強をしないといけない:一番最悪な未来を想像する
- 転職できない:来年も劣悪な環境で働く恐怖を想像する
- 独立開業できない:設計士として思い描いた人生設計が崩れる
- 給料が上がらない:同じ仕事内容でも資格があるだけで給料は上がる
一級建築士を取るために必要なのは、とにかく勉強すること。
その勉強をするためには、モチベーションを保つのが重要です。
でも、多くの人は仕事をしながら勉強時間を確保しなければならないため、1年間という長期間モチベーションを保つのは困難です。
勉強しないといけないのはわかっているけど、やる気が出ない
そんな状況になった時は、ぜひ「こんな未来は嫌だ!」という最悪の未来を想像してみてください。
きっと、その未来を避けるために「勉強しなきゃ!」という感情が強まるはずです。
今年で一級建築士の勉強は終わりにして、好きなことに時間を使える未来を手に入れましょう!
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