- 歳を取ったら記憶力は落ちる?
- 資格を取るために効果的な勉強法を知りたい
大人になってから勉強しようと思ったけど、
若い頃みたいに暗記できない。脳が老化してしまった……
このように感じている人も多いかもしれませんが、それは完全に思い込みです。
ただ、若い時と同じような勉強法を繰り返していてはダメ。
子供には子供の、大人には大人に勉強法があるんです。
その「大人の勉強法」を教えてくれるのが、「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方 / 加藤俊徳」です。
勉強は大人こそやるべき!この本を読んだらヤル気も出るし勉強法も学べるから一石二鳥!
- 大人になると記憶力が落ちると思ってる
- 資格を取りたい
- 勉強をやりなおして年収アップにつなげたい
- 30代 男性 会社員
- 一級建築士
- 構造設計一級建築士を目指して勉強中
- 詳細プロフィールはこちら
本の紹介
「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」の内容
嬉しいお知らせです!私たちの大人の脳は、学生時代の脳に比べて、圧倒的に調子がいいんだそうです。
”一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方”より
- 大人になってから勉強したいと思いはじめた
- 資格を取るために勉強したい
- 転職のために新しい分野の知識を増やしたい
こんな風に考えている方におすすめしたい一冊が「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」です。
脳科学の専門家である加藤 俊徳さんが、大人のための勉強法を教えてくれます。
「最近、記憶力が落ちてる……」と感じるのは、完全に思い込み。
気を付けるべきは、学生の頃と同じ勉強方法をしていては効率が悪いということ。
勉強を始める前にまずはこの本を読んで、大人の勉強法を身に付けましょう!
おすすめポイント:脳の擬人化と漫画でわかりやすく解説
この本では脳の仕組みを8つの領域に分けて解説してくれます。
①思考系 | ②理解系 | ③記憶系 | ④感情系 |
⑤伝達系 | ⑥運動系 | ⑦視覚系 | ⑧聴覚系 |
人間の脳にはたくさんの神経細胞があります。それをおおまかにまとめ、本書で紹介されているのが上記の8つ。
それぞれの領域がお互いに作用することで、記憶に残りやすくなります。
脳科学者のようにすべてを理解する必要はありませんが、8つの働きだけでも知っておくと、効率的に勉強するためのコツを知ることができます。
8つの脳の働きを人間におきかえて、4コマ漫画も交えながら脳について教えてくれるからわかりやすいよ!
作者:加藤 俊徳について
脳内科医、医学博士。
14歳のときに、陸上競技の練習中に、「脳だ、体を動かしている脳に秘密がある」と直感して、「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。
1991年、脳活動計測「fNIRS(エフニルス)法」を発見。
現在、世界700カ所以上で脳研究に使用される。
帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。
MRI脳画像診断から、小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療。
2006年、株式会社「脳の学校」を創業。脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。
「脳とはこういうもの!」と専門家が教えてくれるから説得力があるし、内容も読みやすいよ!
本から学んだ3つのポイント
大人には大人の勉強法がある
筆者曰く、記憶力は加齢によって下がらないことが、脳科学的にはっきりわかっているようです。
だから、
年を取ったから物覚えが悪くなっちゃった……
このように感じている人は、完全に思い込みです。
筋トレと同じで、勉強も何歳から始めても確実に身に付きます。
本書で紹介されている脳の仕組みを利用した勉強法は、以下のようなものです。
- 「なるほど、わかった!」と理解できれば記憶に残る
- 「復習ノート」で覚えたい知識と脳をつなぐ
- 喜怒哀楽で記憶力がぐんとアップする
体力も年齢によって変わるけど、「脳力」も同じ。年齢にあった勉強の仕方があるんだね!
付箋を貼っても線を引いても残念ながら覚えられない
詳しくは本書を読んでほしいのですが、暗記をするには「脳のネットワーク」を意識して勉強する必要があります。
本書では脳の働きを8つの領域に分けて解説してくれていますが、それらが相互的に作用することで記憶に残ります。
参考書にただ付箋を貼ったり線を引いたりするだけでは、残念ながら記憶には残りません。
大切なのはアウトプットを意識しながら勉強すること。
- 明日だれかに話してみよう
- こんな問題が出たらこう答えよう
- これは仕事に応用しよう
このように勉強したことに満足するのではなく、勉強した先のことを意識しながら脳に記憶させましょう。
2時間勉強するよりも、10分の勉強を12日間続けよう
ほとんどの大人に共通するのは「忙しくて勉強する時間がない」こと。
だから「まとまった時間の取れる休日だけ勉強する」という方も多いでしょう。
しかし脳の仕組みを考えると、2時間の勉強をまとめてするより、10分の勉強を12日間続けた方がいいです。
脳は何度も見たり聞いたりした情報を「大事なもの」と認識し、記憶します。
時間よりも、回数が大事なのです。
どんなに忙しいという方でも、スマホやテレビを見る時間を少し減らせば、1日10分くらいは作れるはず。
まとめて勉強する必要はないので、電車移動や家事の隙間時間を見つけてコツコツ勉強しましょう。
本を読んだ感想
30代半ばになり、体力の衰えを感じる今日このごろ。
仕事の勉強をもっとしたいけど、「もうおじさんだし、勉強しても覚えられないんだろうな……」と思っていたところ、本屋でこの本を見つけました。
表紙には「学び直したい人必読、大人には大人の勉強法がある」と書いてあります。
この本を一通り読んで、脳の仕組みを知りました。
脳は加齢によって衰えないし、むしろ経験を積んで成熟している。
引用元:一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方
- 脳の成人式は30歳
- 45歳から55歳は脳の最盛期
上記のことを知って、すごく勇気をもらいました。
人生100年時代と言われる昨今。
興味のあること、やりたいことにはどんどん挑戦して、死ぬまで成長していきたいです。
30歳から勉強しても遅くはない!と気付いた
私たち大人は毎日仕事をして、何度もやった仕事は覚えるからサクサクできるようになる。
そして、仕事をもっと効率的にこなす方法を日々探しています。
脳の力が加齢によって落ちるなら、こんなことができるわけがない。
もしそうなら、地球上は何も考えられない大人が増えていくになります。
でもそうなっていないということは、この本で書いている通り、人間の脳は右肩上がりで成長し続ける。
これがわかっただけでも大きな収穫でした。
希望を捨てちゃいけない!今からでも遅くない!
まとめ:大人の勉強法を身に付ければ怖いものなし!
歳を取ったからと言って、新しく勉強を始めることを諦めなくてもいいようです。
本書は大人のための本のようにも感じますが、高校や大学受験を控えるお子さんに読んでもらってもいいと思います。
ただがむしゃらに勉強するのではなく、脳の仕組みを知って勉強すれば今よりも確実に効率よく勉強できるでしょう。
- 大人になってから勉強したいと思いはじめた
- 資格を取るために勉強したい
- 転職のために新しい分野の知識を増やしたい
この本はこんな目標を持っている人に読んでほしいです。
勉強すると、「知らないことを知るって楽しい」と強く感じます。
勉強法を一度身に付ければ、一生ものの財産になります。
気になった方はぜひ本書を読んでみてください!
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