- これから海外転勤へ行く方
- 子供の英語教育について知りたい方
- バイリンガル帰国子女について知りたい方
「海外留学をすれば自然と英語を話せるようになる!」
よく聞く話ですが、本当でしょうか?
知人に海外留学経験者がいれば直接話を聞けますが、なかなか簡単には見つかりません。
近くに留学経験者がいなくても、体験談を読める本を紹介します。
「バイリンガル帰国子女のその後:海外育児10年の元駐妻が本音で語る帰国子女の語学維持 成功と失敗 / 宮本知佳」という Kindle 本です。
この本は2005年から実際に海外生活をしていた宮本さんが、ご自身の体験を元に書かれた本です。
宮本さんには2人のお子さんがいます。当時1歳と4歳の子供達を連れて中国に約5年、アメリカに約6年駐在していました。
この本を読めば
- 子供達が数年の海外生活で中国語や英語をマスターできたのか
- 日本へ帰国後、今も二カ国語以上話せるのか
以上のことがわかります。
この記事では、この本の中身について少し触れ、本を読んだ感想を書いています。
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- 30代 男性 会社員
- 一級建築士
- 英語の勉強を2022年3月より開始
- レアジョブ英会話に登録中
- Instagramで英語日記を公開
バイリンガル帰国子女のその後
バイリンガル帰国子女のその後: 海外育児10年の元駐妻が本音で語る帰国子女の語学維持、成功と失敗
- 著者:宮本知佳
- 発売日:2022/8/15
- 価格:800円(Kindle Unlimited会員なら0円)
- 総ページ数:217ページ
第1章 バイリンガルって何?
1-1 バイリンガルって何?
1-2 子供が言語を習得するながれ
1-3 絶対避けたい!母国語も外国語もダメダメな限定的バイリンガル
第2章 帰国後どうなるの?
2-1 帰国後どうなる?失敗例と成功例
2-1-1 中国編
2-1-2 アメリカ編
第3章 帰国子女の未来
3-1 バイリンガルになって何がしたいのか?を親子で考える
3-2 受験に利用するための英語
3-3 やりたいことのエッセンスとしての英語
【本の内容】バイリンガル帰国子女の言語習得過程と「未来」がわかる
3年~5年の駐在で子どもの言語はどうなるのか?
バイリンガル帰国子女のその後 表紙より
帰国したらすっかり忘れちゃうってホント?
どうすれば帰国後も英語を維持できるの?
バイリンガル帰国子女のその後を知りたくないですか?
2005年から中国に約5年、2011年からアメリカに約6年滞在した経験をもつ著者の宮本知佳さん。
10年以上の海外生活経験を元に書かれたこの本には、
- ただ生活しているだけでしゃべれるのか?
- 子どもの頃から英語を始めればバイリンガルになれる?
- 帰国子女なら、帰国後もみんな英語を喋れる?
こんな疑問を持っている方へのヒントが書かれています。
海外生活に関する情報は探せばすぐ出てきますが、海外での子供の学習法を教えてくれる本やサイトは多くありません。
現地での学習法だけでなく、帰国後の英語力維持についても紹介してくれています。
お子さんの英語教育に興味のある方なら、読んで損はしない1冊です。
宮本さんのお子さんが海外へ行った年齢:1歳と4歳
中国へ行ったとき
長女:4歳~小学4年生
次女:1歳~小学1年生
アメリカへ行ったとき
長女:小学2年生~6年生
次女:小学5年生~中学3年生
上記が、宮本さんのお子さんが海外へ行ったときの年齢です。
本の中で、この年齢で海外へ行った場合の学習環境や、言語習得レベルについて詳しく書かれています。
軽く中身に触れると、
- 言語の習得は若ければいいとも言い切れない
- 子どもの言語習得能力は高いけど、すごく努力して勉強している
海外生活の実体験を元に書かれているので、とても説得力がある内容です。
気になった方はぜひ本を読んでみてください。
【著者】宮本知佳さんについて
海外子女・帰国子女・駐妻を応援するブログサイト「帰国子女ラボ」を運営している宮本知佳さん。
駐妻として海外で10年以上子育てをしてきた経験を元に、
- 海外での勉強法
- 帰国子女の中学・高校受験
- 英検やTOEICなどの資格対策
- 駐妻の悩み
以上のような記事を書いています。
Kindle本「バイリンガル帰国子女のその後」にも有益な情報がありますが、サイトはもっとバラエティに富んでいます。
ぜひ訪ねてみてください。
\宮本知佳さんのサイトはこちら/
本を読んでわかったこと・感想
バイリンガルの分類について詳しく説明されている
- 均衡(バランス)バイリンガル
- 偏重(ドミナント)バイリンガル
- 受容的(パッシブ)バイリンガル
- 限定的(ダブルリミテッド)バイリンガル
バイリンガル帰国子女と言ってもいくつかタイプがあります。
大きくは上記の4種類に分類されます。理想的なのは均衡(バランス)バイリンガル。二言語を母国語レベルに話せる人のことです。
これとは対照的に、避けたいのが限定的(ダブルリミテッド)バイリンガル。母国語も第二言語も年相応の一定のレベルに達していない状態のことです。
本の第1章1-3で、「絶対避けたい!母国語も外国語もダメダメな限定的バイリンガル」が書かれています。
親が”子供をバイリンガルにするため!”と思ってやった勉強法が間違っていて、英語も日本語も中途半端になってしまう可能性があります。
これを避けるためのヒントが知りたい方は、本を読んでみてください。
下記の記事もバイリンガルについてまとめられているのでオススメです。
海外で通信教育を受けるなら?がわかる
海外で生活をしていても、あくまでも母国語は日本語です。
気を付けたいのは、日本語・英語ともに中途半端になる限定的バイリンガル。
これを避けるために有効な方法の1つが、海外でも受けられる通信教育。その中でも宮本さんが推奨しているのは、学年の枠を超えた「振り返り学習」ができる通信教育です。
下記の記事でおすすめの通信教育が紹介されているので、参考にしてみてください。
【感想】さくっと読めて、なるほど!がたくさんある本
「バイリンガル帰国子女のその後」の総ページ数は217ページ。普通の本で200ページ以上のものを読むと、それなりに時間がかかります。
しかし、この本はスマホやタブレットでも読みやすいよう文字が大きくなっているので、短時間でさくっと読めてしまいます。
本の内容も実際の体験が元に書かれているので、とても説得力があります。これから海外生活を控えている方や、子供をバイリンガルにしたいという親御さんにとっては有益な情報が得られると思います。
【心に残った文章】「言葉」というのは、人生を豊かにする道具
英語を勉強する理由は人それぞれです。TOEICなどの資格を取りたい方、高校・大学受験のために英語が必要な方、コミュニケーションスキルとして英会話能力を身につけたい方など。
私は現在オンライン英会話に登録し、「英語を話す」ということを目的に英語学習をしています。 まだ始めて間もないですが、モチベーションが下がってしまうことがあります。
しかし、「言葉は人生を豊かにする道具」という言葉を目にして、やっぱり世界中の人と話せる英語力を身につけたいと改めて思いました。
この素敵な言葉に出会えただけでも、この本を選んだ価値があるなと思いました。
【こんな方には向いていない】海外生活の様子を知りたい方
こちらの本は「バイリンガル帰国子女」について書かれているので、それ以外のことを知りたい方には当然向いていません。
これから海外へ行く人にとって、現地での生活やお子さんのいじめについてなど、リアルな面を知りたい方もいるかもしれません。
実際はいじめもあったようですが、書いてしまうと長くなるということで、さらっと流されています。
その辺をもっと深く知りたかったという方には物足りないはずなので、下記の記事や「帰国子女ラボ」の気になる記事を読んでみましょう。
まとめ
バイリンガル帰国子女に興味があるなら必読
本のタイトルに「成功と失敗」とある通り、どうすれば海外生活後も英語力を維持できるか、どんな場合に英語を忘れてしまうのか、実際に海外生活を経験した方の情報を知ることができます。
「海外留学へ行けば英語を喋れる」と思っている方も多いでしょうが、実際はそう単純なものではないようです。
たしかに子供の言語習得能力は高く、すぐに吸収していくけど、使わなければ忘れる。さらに、バイリンガル帰国子女を目指すなら母国語の習得も大切。
これを実現するための方法を知りたい方は、ぜひ本を読んでみてください。
この本は、
- これから海外転勤へ行く方
- 子供の英語教育について知りたい方
- バイリンガル帰国子女について知りたい方
以上のような方にはとてもオススメな一冊です。
Kindle本以外にも、宮本さんのサイトには海外生活に関する記事がたくさんあります。
気になる方は「帰国子女ラボ」をぜひ訪ねてみてください。
Kindle Unlimitedに登録すれば無料で読める
「バイリンガル帰国子女のその後」は、Kindle Unlimited会員なら無料で読めますし、未登録の方も新規にKindle Unlimitedに登録すれば30日間無料です。
Kindle Unlimitedの利用を検討していた方はこの機会にぜひ登録しましょう。
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